虹の橋病院グループでは、介護スタッフに対し、グループ内の介護福祉士や理学療法士・作業療法士、による介護技術研修を定期的に実施しております。
令和7年6月6日及び6月24日に、当グループ施設のデイサービスベルゲンにて「おむつの当て方について」というテーマで題し、介護技術研修を行いました。


~排泄(紙おむつ)に関するトラブルは?~
・拘縮対応
・おむつをはずしてしまう
・おむつに手が入る
・蒸れが原因でかぶれる等
~モレの原因は?~
・サイズが合っていない
・尿量・お肌に合っていないパッドの使用
・当て方がきちんとできていない等
~どのようなおむつを選んで、当てる?~
①見た目や何となくのサイズで選ばずに、ご本人様の合うサイズを選ぶ。
サイズが大きすぎると‥身体が動かしにくくなる、おむつがずれてくる等トラブルの原因になります。
②尿量やお肌に合ったパンツ・パッドを選ぶ。
毎日使用するものなので肌が傷つきやすく、力強く引っぱたり、無理やり巻いても痛いので注意が必要です。
③身体全体が動きやすいように当てる。
真ん中のラインは背骨から肛門に、横のラインは腸骨の上に当てます。
また、ギャザーは鼠蹊部に沿って当てることがポイントです。


~実際行ってみて~
~拘縮の方のおむつの仕方~
普通の方法とは少し変わり、自分の手を股の間に入れ片側ずつ一気にテープを止めます。
まとめ オムツケアは、現場で毎日行う基本のケアであると同時に、入居者様の尊厳や快適さに直結する大切な技術です。おむつを実際付けてみることで、着けている人の日常的に直面している不便さや心理的な負担を実感しました。また、オムツ交換時には、プライバシーの保護と快適さを確保するために、柔軟な対応が必要だと学びました。意識することで防げることはたくさんあるので改めて自分のやり方を振り返り、学んだ内容をさっそく明日から実践していきたいです。